
今回は大型家電4品目と呼ばれる
・エアコン
・テレビ
・冷蔵庫、冷凍庫(下記では冷蔵庫とまとめています。)
・洗濯機、衣類乾燥機(下記では洗濯機とまとめています。)
この4品目の処分方法です。他の家電は後日記載します。
家電リサイクル法とは?
家電リサイクル法の仕組み

環境省 家電リサイクル法の概要
家電リサイクル法とはまず何か。
一般家庭や事業所から排出されたエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目の有用な部品や材料をリサイクルして、廃棄物を減少させ資源の有効活用を推進するための法律です。
商品によってどのぐらいの部品や材料が再生できるかの基準まであります。
・エアコン : 80%
・ブラウン管TV: 55%
・液晶TV : 74%
・冷蔵、冷凍庫 : 70%
・洗濯機 : 82%
まぁ、再生する率は私たちにとっては関係ない話ですけどねw

うーんよくわからないです、、、

いつもお客さんに理解してもらうのが難しいんです
この表だけ見てもよくわからないでしょう、、
かなり噛み砕いて説明すると、
メーカーが自分で作った製品は自分のところで分解して新しい製品に再利用しようね
ということ。
経済産業省が4品目の処分方法を解説していますので是非↓
経済産業省ホームページ
なぜ適切な回収が必要なのか
よく街中などで大音量で廃品回収の軽トラを見かけることがあると思います。また、ネットやチラシなどで「無料回収」をうたう業者もいると思います。
そのほとんどの業者は
無許可・不適切な処理(不法投棄など)
をしている可能性が十分に高いです。
不法投棄は完全に違法です。
不法投棄をすることで、火事が起きたり、ガスや鉛など環境に有害物質が放出されてしまいます。
場合によっては不法投棄に加担したとしてあなたが警察のお世話になるかもしれません。

自分が不法投棄をしていなくても関係者となる可能性があります。
処分する場合は必ずその業者が
お住いの自治体の「一般廃棄物処理業」またはその委託があるかの確認をしましょう。
4品目のリサイクル料金について
下記はリサイクル料金です
右側の収集運搬料というのは店舗で好きな価格に設定できます。大手の家電量販店は大体の平均が1000円~1500円ぐらいなのですが、怪しいネットショップでは7000円~10000円と高いことが多いので気をつけましょう。
商品 | 詳細 | 価格(税込み) | ||
---|---|---|---|---|
エアコン | 990円~ | |||
テレビ | ブラウン管(15インチ以下) | 1320円~ | ||
ブラウン管(16インチ以上) | 2420円~ | |||
液晶・プラズマ(15インチ以下) | 1,870円~ | + | 収集運搬料 | |
液晶・プラズマ(16インチ以上) | 2,970円~ | (店舗価格に準ずる) | ||
冷蔵庫・冷凍庫 | 170L以下 | 3,740円~ | ||
171L以上 | 4,730円~ | |||
洗濯機 | 2,530円~ | |||
商品 | 詳細 | 価格(税込み) |
基本的には長くつかった家電や壊れてしまったものはこの決められた金額を払う必要があります。
では家電を安く処分するには?
①リサイクルショップに買い取ってもらう
処分料は高いからと最初に思いつくのがリサイクルショップだと思います。
ここで非常に重要なポイントがあります。
その家電の製造年数です
家電にはメーカーが通常使用時にどのぐらいの年月使えるかを示したものです。
・エアコン、冷蔵庫は10年程度
・洗濯機、テレビは7年程度
といわれています。

実際はここから+3年ぐらい持つことが多いです
この耐用年数がなんのこっちゃということですが、多くのリサイクルショップは製造から5年以内でないと買い取れないということがあります。
リサイクルショップに持っていく場合は必ず年式と買い取ってもらえるかどうか確認の電話をしましょう。
また、その家電を持って運ぶという労力を考えてみてください。4~5000円ぐらいなら払ってしまう人が多いです。意外と運ぶのは大変です。下記に運搬の注意点があるので是非読んでください。
②ジモティーやフリマアプリで売る
近年はインターネットが普及し、アプリで物を売れる時代に突入しています。
特にジモティーでは多くの人が出品しています。
ここでの注意点は1つだけあります。
大型家電の運搬方法です。
エアコンは外すのに専門の知識が必要なのとテレビは大体誰でも運べるので問題ないですが
冷蔵庫と洗濯機は注意が必要です。
極力縦で運ばなくてはならないということです。
詳しくは別記事で説明いたしますが、そもそも家電は運んでも大丈夫なように作られてはいません。
洗濯機はモーターの中心がずれてしまったり、冷蔵庫は冷却するガスが偏ってしまったり、そもそも部品が取れてしまって、故障のリスクが非常に高くなってしまいます。
特に冷蔵庫は140Lを超えるとハイエースなどのバンでも縦で乗りません。
屋根のない軽トラなどの運搬が前提となります。
もしジモティーなどで購入者が取りに来るとしても壊れてしまってトラブルにつながるケースがありますので注意してください。

140Lの冷蔵庫って乗用車じゃ無理なんです、、(実体験より)
廃品回収業者に任せる
この場合は必ず自治体から許可を受けている業者かどうか確認しましょう。
まとめて家電を処分する際はお得になることが多いです。
あまりにも安かったり広告で出るような場所は最初は安い金額を提示して後から高額な料金を請求する業者も一部存在します。このような業者を呼ぶ場合はトラブルになる可能性が高いから安いというパターンがあるので気をつけましょう。(※あくまで一部の業者です)
知り合いに上げる
これが一番いいです。まだ使えるならぜひそうしましょう。トラブルになっても解決しやすいです。
ですが先ほどの極力縦で運ぶのを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。家電を安く処分するのはその分リスクを伴ってしまう場合があります。
まだ年式の新しいものであればリサイクルショップで簡単に買い取ってもらえますが、買取金額はあまり高くないような印象です。
そのため、本当にその労力に見合っているのかを確認しましょう。
結局普通に家電量販店で買い替え時に処分するのが失敗もなく簡単に処分できるということです。

時間と労力は大幅カットされますよw
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